目指すべきレースに向けてトレーニングを積んでも、本番でその実力を発揮できないという方は少なくありません。そういう方は、ピーキングで失敗していることが多いんです。
調整期間は、練習量を徐々に減らしていきます。こまめにスピード系の刺激を入れながら、ジョギングや散歩、ストレッチなどを行うことで、コンディションを整えていきます。体調や季節によっても違いますが、目安としてレース2週間前くらいから始めるといいでしょう。
それでは具体的な実践例を挙げていきましょう。
私が現役の頃は、レース4日前に5000mをレースペース(キロ3分20秒)で実施していました。そこで余裕を持って走れたら刺激が少ないということなので、レース前日にも1000mを1本(キロ3分10秒)。逆に余裕がなくて、刺激が入ったと感じた場合は、レースまでジョギングだけでつなぎました。自分のカラダと相談しながら柔軟に対応してほしいと思います。
最初はどのように調整するのかわからないかもしれませんが、何パターンかこなすうちに自分のやり方がわかってきます。ぜひ自分だけの「調整メニュー」を確立して、ベストコンディションでレース本番を迎えられるようにしましょう!