「セット練習」は初日に負荷をかけることで、2日目にレース後半の疲れてきた状態を再現。疲労が蓄積した翌日にあえて追い込むことで、レース後半に耐えられる“粘り強さ”を身につけることができます。平日はなかなか時間が取れない方も多いと思うので、土日を利用して行うのが良いでしょう。
まずは私が現役時代(自己ベスト/2時間23分30秒)に実践していたメニューを紹介したいと思います。
初日に「スピード」を、2日目に「スタミナ」を意識したトレーニングをするのが、基本的な流れです。それぞれのレベルに応じた実践例も紹介します。
サブ3とサブ4を目指す方は、初日にレース本番より少し速いペースでスピード練習を行い、2日目はペースを落としてじっくりと走り込みます。サブ5やマラソン完走を目指す方は、ジョギングを2日連続でやるだけでもOKです。セット練習で本番の走りを“体感”しておくことで、レース当日も終盤で粘れるようになってきます。