フルマラソンを目指すランナーがハーフマラソンを走ることで得られるメリットはたくさんあります。まずハーフをどんなタイムで走れるのかを確認することで、走力や気持ちの余裕度を把握できます。そして、ハーフをトレーニングの一環と捉えることで、練習のショートインターバルなどとは違った、より実践的な練習が可能になるからです。
ハーフで自己ベストを目指す場合は、フルと同じトレーニング構成でいいでしょう。ただし、フルと比べて距離や本数を減らしながら調整します。具体的なトレーニング例は以下の通りです。
フルに向けたトレーニングの一環としてハーフを走る場合は、常にフルを走っているときのイメージで走ることが大事です。たとえば「フルの前半」or「フルの後半」をイメージするなど、自分でテーマを決めて臨むことで、フル本番の走りにつながっていきます。フルのレースペースで走って余裕度を確認するのもいいですし、フルの目標タイムに対して1kmあたり5秒くらい速いペースで走ることでスピード練習にもなります。
さらに、ハーフに出場する前日もしくは翌日にトレーニングを入れて「セット練習」にするのも効果的です! レース翌日に練習を入れるなら、ハーフの記録を狙いたい方もまずはレースに集中できますし、トレーニングの一環と捉える方もレースで緊張感を保つことができると思います。
レース翌日に、20kmくらいの距離走(そこそこのペース)、距離を短くして5kmのタイムトライアル、もしくはロングジョグと自分の目的に合わせて、セット練習を組むことで、よりレベルの高いメニューになります。ぜひお試しください!